2023.12
災害や新興感染症の発生時において対応可能な体制を確保しています。

MISUZU COMMUNICATION

みすず通信

虫刺され – 2022年夏号

海水浴にバーベキュー、ハイキング、登山などアウトドアが楽しい季節になってきました。太陽の光を浴び、虫や雑草もぐんぐんと成長するこの時期、虫にさされる回数も多くなりがちです。今回は、虫にさされた時の注意点や日頃の生活でできる対策をご紹介します。

虫さされの原因と症状

虫さされは、痛みやかゆみといったさまざまな症状が起こる多くの人が経験する皮膚トラブルです。主な原因は、ヒトを刺す虫、かむ虫、血を吸う虫などの毒液やだ液。

虫の種類や虫にさされた人の体質など、個人差はありますが、かゆみや赤みを伴う腫れなどのアレルギー反応には、症状がすぐに出る即時型反応と、1~2日後に症状が出る遅延型反応があります。

虫さされの対策

虫にさされたら、まずは流水で患部を洗って清潔にし、市販薬などを使ってかゆみをおさえることが大切です。かゆくても患部に菌が入らないよう、なるべく掻かず、保冷剤や濡れタオルなどを使って冷やしましょう。

虫の種類によっては、流水で洗った後に、すぐに医療機関の受診が必要な場合もあるので、「いつ・どこで・どんな状態でどんな虫にさされたか」を伝えられるようにしておこう!

①医療機関の受診が必要な場合

・ハチ、毒ガ(ケムシ)、ムカデ、マダニ、アタマジラミとトコジラミなどに刺されたとき

・刺されたあとにじんましんが出たり、気分が悪くなったりしたとき

・皮膚症状が広いとき

・全身の発熱症状等を伴うとき

・刺された人がアレルギー体質のとき

・市販の塗り薬を5~6日使用しても効果がみられないとき

②セルフケアの場合

かゆみの状態や場所によって、市販薬を使い分けましょう。

・かゆみだけの場合

抗ヒスタミン成分、鎮痒成分を配合したものを選びましょう。

・かゆみが強く、赤みや腫れもある場合

消炎効果の高いステロイド成分を配合したものを選びましょう。

薬の種類特徴長所短所
ローションタイプアルコール類と水を配合したものが多い使用感がよい 広い範囲に使うときに便利刺激性が強い 水や汗で流れやすい
クリームタイプ油性基材に水分が含まれている伸びが良くベタつきにくい水で簡単に洗い流せる刺激が強く傷のある患部、ジュクジュクした患部には適さない
ジェルタイプ水性の基材が多い粘性があり塗りやすいローションより流れにくい刺激性が強い 塗布面を乾燥させてしまうことがある
  軟膏タイプ油性基材をベースにした塗り薬刺激が弱く肌が弱い方でも使いやすい乾燥している患部、ジュクジュクした患部両方使える 保湿力が高い使用感がベタつき使いにくいと感じることも
  ステロイド入り炎症を抑える効果が高い強い痒み、炎症を素早く抑えることができる医師の管理下でなければ長期間の連用はできない 強さに違いがあり自己判断で適切な使い方を考えることは難しい
*医師、薬剤師に相談の上使うようにしてください

虫さされの予防法

①屋外での対策

長袖・長ズボンを着用し、帽子をかぶる、タオルを首に巻くなど肌の露出を避けるようにしましょう。虫除けスプレーやシール、ハッカ油やローズマリー、ラベンダーといったハーブの香りの活用もおすすめです。庭も日頃から手入れし、虫が集まりにくい環境にしておくと安心です。

②屋内での対策

予防になるのは、なんといっても掃除。畳や布団など、家の中にいるダニ

ですが、死滅するのは50度と言われていて、残念ながら布団を干すだけでは解決できません。

布団を取り込んだ後に、掃除機で布団の表面を吸うと良いでしょう。

③柔軟剤や香水の使い方に注意!

実は、香水や整髪料、柔軟剤の香りに誘われて虫が寄ってくることもあります。洗濯物についている虫に気づかず、着替えの時に刺されるなどのケースもあるので、洗濯物を室内に取り込む際には一度払う、裏表をよく確認するなど注意しましょう。

登山や草むしりなど、屋外での活動が多い時に、香りの強い柔軟剤や香水、整髪料などの使用を控えると良いでしょう。

薬の使用期限

一般的には 2 週間ですが、薬は基本的にシーズンごとに買い換えましょう。菌が繁殖してしまい、効果がでないこともあります。

一概に冷蔵庫に入れて保管しなくてはいけない、ということはありません。薬の保管は、表示に合わせて適切に保管しましょう。

アナフィラキシーショックに注意!「ハチに2回刺されると危険」なんて聞いたことはありませんか?

実は、ハチに刺された2回目が怖いわけではありません。ハチ毒に対するアレルギーを持っている場合、1回目であまり大きな症状がなかったという方でも十分に注意が必要です。

ハチは、患部に針が残ったままの場合もありますので、自己判断せずに、医療機関を受診しましょう。

一覧に戻る